医療機関において良質な医療を実践するにあたり、電子カルテの導入は必要不可欠なツールであることは聴いていたが、しかし、一般科と異なり複雑な言葉の使い分けをする精神科の電子カルテにおいて十分に日常臨床で便利に使いこなせるものがあるのかどうか、又費用の点が心配で導入に躊躇している病院が多いと思う。この度千葉病院ではプログラムの開発に協力し、精神科臨床において便利に使える電子カルテを医療システムの中に導入してみた。その結果、医師のみならず各職種の情報がリアルタイムに記録され共有化されることにより多くの臨床上の利点を生んでいる。請求事務との連動、情報の共有は医療事故防止につながる第一歩であるし、正確な記事は医療監査にもつながる。是非導入をすすめたい。
千葉病院 名誉会長 仙波 恒雄 |
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慌ただしい日常業務の中で患者様と充分にコミュニケーションをとることが最大の課題でした。そのためには職員間の緊密な情報共有と透析業務およびレセプト業務の効率化を考える必要がありました。そのため電子カルテの導入は必要不可欠で、透析支援システムと電子カルテを探している時にメディブレインさんと出会いました。各部門のスタッフを巻き込んだプロジェクトでしたが、一緒に透析電子カルテ開発を行いながら、お互いにコミュニケーションもよくとれて信頼関係も構築でき、素晴らしい電子カルテシステムを創ることができました。現在では法人すべてのクリニックが電子化されております。システム化の結果、現在では患者様と充分にコミュニケーションをとる事ができ、職員間の情報共有を容易に行うことができるようになったため、医療の質の向上と共に患者サービスの向上にも役立っています。これからもより良いシステムとなるよう、当法人の理念でもある「心ひとつ」にして共に頑張っていければと期待しています。また、このシステムが多くの透析医療機関に導入され、有効性を感じてもらえるよう願ってやみません。
仁誠会理事長 仁誠会クリニックながみね 院長 田尻哲也 |
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